点滴
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・プラセンタ注射 >
プラセンタとは妊娠した時にできる胎盤組織のことです。
コラーゲンの生成を促進するので、肌にはりが出て、しわを薄くしていきます。
また、メラニン色素の生成を抑えるので、美白効果やしみを薄くしていく効果があります。
週に1~2回の皮下注で1カ月、その後は1カ月に1~2回、点滴は1カ月に2回されるのが効果的です。プラセンタには以下の薬理効果があります。
① 呼吸促進・細胞賦活作用:皮膚組織の酸欠による老化を防ぎ、血行のよい肌にする。
② 末梢血管・血行促進:肌に弾力がでる。
③ 抗炎症作用:老化を早める炎症を抑え、小じわを防ぐ。
④ 肉芽形成抑制作用:にきびなどの跡の皮膚を滑らかにする。
⑤ 活性酸素除去作用:皮膚の老化を防ぐ。
⑥ 細胞分裂増殖作用:保湿作用とALP酵素がメラニン色素の成分をブロックする。
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・白玉点滴 >
白玉点滴は、抗酸化作用があるグルタチオンが主成分で、美肌、エイジングケアに加え、疲労回復、肝機能改善などが期待できます。
プラセンタを追加することもできます。 -
・高濃度ビタミンC点滴 >
高濃度ビタミンC点滴は、高濃度のビタミンCを直接注入することで血中濃度を高め、コラーゲン生成促進、メラニン生成抑制、抗酸化作用、疲労回復、免疫力向上、がん予防作用、生活習慣病改善効果、抗アレルギー効果などがあります。 -
・エクソソーム点滴 >
培養上清液には細胞の活性に欠かせないサイトカインや成長因子、エクソソームを含み、損傷をうけた体内組織や細胞が機能を回復させる効果があります。加齢による細胞の劣化を抑え、炎症をおさえる抗炎症効果、組織・神経を修復させるといった効果が期待できます。
幹細胞培養上清に期待できる効果
① 炎症を抑える機能
② 炎症で傷ついた細胞を保護する機能
③ 体内の幹細胞を必要な場所に誘導する機能
④ 新たな血管を作る機能
生理活性物質(成長因子、サイトカインやエクソソームなど)の働きにより、細胞の活性化や組織の再生促進、血流改善など次世代のエイジングケア療法としての効果が期待できます。 ハーバード大学による研究で若返り因子と呼ばれる「GDF-11」は臍帯由来幹細胞培養上清液に最も多く含まれるというデータが論文発表されています。 -
・NMN点滴 >
NMN点滴は次世代のアンチエイジング療法です。 人間の老化や寿命に深くかかわっている遺伝子の存在があります。
それが「サーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)」です。この遺伝子の活性化が肌細胞・体力・疲労などの身体機能を改善し、若返りをもたらします。 NMN点滴はこのサーチュイン遺伝子を活性化するもので、いつまでも若さを保ち健康的な生活をお送りいただくためのものです。
このサーチュイン遺伝子のスイッチを入れて活性化させる成分として「NMN」が注目されています。
NMNはビタミンに似た物質で、体の中で自然に作られます。しかし、加齢に伴い体内での生産量が減ってしまいます。 NMNが体内から少なくなると加齢がはじまり、身体機能や認知機能の老化が進むと考えられています。
このNMNを接種することで、身体の見た目や機能が、まるで時計の針を戻るように劇的な変化を起こすことを突き止めた研究が次々に発表され 「若返りの薬」として世界中で注目を集めています。
NMN点滴療法はサーチュイン遺伝子を活性化します。サーチュイン遺伝子が活性化するとDNAの修復が進み、記憶力が向上し、運動持久力が高まり、太りにくくなります。
治療効果の期待できる疾病
① 老化(エイジングケア):老化遺伝子の増加を改善します。
② 神経疾患:神経疾患の特徴である機能障害を回復させます。
③ 糖尿病:現象したNAD+を回復させ血糖値の異常を改善します。
④ 眼機能:眼の老化に対し有効性があるじちが確証されています。
⑤ アルツハイマー病:β-アミロイド産生、アミロイド斑負荷、シナプス喪失等を効果的に減少させます。
⑥ 脳内出血:老化による毛肝不全の解消や抗酸化に影響を及ぼします。
⑦ 肥満とその合併症:ミトコンドリアが活性されることにより、筋肉や肝臓の機能を改善します。
⑧ 虚血再灌流障害:サーチュイン1(酵素)を活性化することで、虚血再灌流の障害から心臓を保護します。